注文住宅を建てる計画をされている方の中には、
どのような建て方「工法」があるのか、
調べられた経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
木造であれば、
「在来工法」と「2×4工法」
の2つに大別することができます。
どちらも耳にしたことがおありかと思います。
「在来工法」は
日本古くから伝わる伝統的な工法を、
現在の建築基準法に添うように改良された工法で
「木造軸組工法」とも言われ、
現在でも日本の住宅では最も多い工法とされています。
建物の骨組みを
柱や梁(はり)、桁(けた)、土台などの部材でつくり、
筋違(すじかい)という補強用の斜め材を入れた壁をバランスよく配置したり、
壁材に構造用合板を採用したりすること等により強度を与え、
地震や風圧に耐える構造になっています。
在来工法では、
柱や梁としてあらかじめ加工した部材を現場に運び、
上棟の際に、基本的な構造部分をいっきに組み上げます。
棟上げで、たくさんの大工さんが応援に駆け付け、
いっきに基本的な構造部分を組み上げていく様はとても壮観です。
在来工法は、ひとつひとつ現場で組み上げていくので、
工期に通常半年ほどの時間がかかりますが、
構造上の制約が少ないために、
狭い土地や変形した敷地などにも柔軟に対応でき、
間取りが自由に設計できるので、開口部の広い窓を作ることが可能になります。
計画が自由にできる「在来工法」は
注文住宅で建てる方にお勧めの工法ではないでしょうか。
家は何十年も住み続けることがほとんどです。
その間、家族構成の変化などによって間取りを変えたり、
増築したりすることも考えられます。
長く住み続けるほど
「夫婦ふたり世帯」
「子育て世帯」
「子供が巣立ったあとのご夫婦二人世帯」
「親の介護が必要な世帯」
などの変化が発生します。
在来工法なら、家族の変化に応じた増改築やリフォームに柔軟に対応でき、
柱や梁などが傷んだとき、その痛んだ部材の補修・交換もできます。
当店では、
この木造在来工法はもとより、
耐震性・耐風性をUPしたパナソニックテクノストラクチャー工法
で建築することも可能です。
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